サバイバル就活

ほーらみろ！さんざ馬鹿にしておいて今更困ったって言われてもな！！


自分のせいだ。僕は言ったはずだ。

追いつきゃしない。そんなことさせない。同じスピードで走ってきた仲間たちに失礼だから。

分からなければ手を動かせ。そして考えろ。自分のその立派な頭で。

僕は言ったはずだ。

此処と世界は違う速さで動いていることを。

みんなやっているぞ。

君が後回しにしていたものにちゃんと向き合って、

毎日地を這いずり回って恥をかいたり泣いたり苦しんでいたんだ。

今更『何をすればいいの』なんてお話にならない。

自分は誰か？

何が好きか？

何が嫌いか？


何にだったら、魂を売れるか？


考えて苦しいのなんて当たり前だ。

人間ってやつは自分を知りたいくせに知るのが怖くて逃げ回っているような生き物なのだから。

醜い顔を自分で見て醜いと認めることから全ては始まる。

僕はやった。

血を吐いたりしながら醜悪な自己と対面して、そして認めた。

自分の進みたい方向やなりたい人物を洗い出して２０年先のビジョンまで考えた。

それは一朝一夕じゃない。

二ヶ月も三ヶ月も駆けずり回って見つけた答えなんだ。

だから、そんなの人に聞いたくらいで分かろうとするなんてね。

ほんとイラッときたんだ。

嫌いになれば嫌えばいいし、もう一人自分を嫌う人間が増えたところで変わりゃしない。


自分の足で立て。そして、歩け。


でなければ目の前から消えて。
地獄を見る覚悟があるなら、もう一度手を貸すよ。

今が嫌なら、今の自分を認めなければ。

生半可な覚悟ならその『身の丈』とやらの範囲で生きていけば良い。

ただこの件に関しては僕とは終わりにする。


いちいち手を貸して立たせてやる義理なんて立ててる場合ではないのだからして。