全てが唯洩れている場所
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「大丈夫だから」
「……」
柔らかい胸の下にある鼓動を聴く。
幼子がそうするように、腕を背に回せば彼女もまた同じように。それが酷く心地よくて安心するのには自分自身大いに驚いていた。
もう少しでも力を込めてしまえば容易に失われてしまう生命。
一つになれるのならそうするのも悪くない、などと人ではない半分が思う。
ぽふぽふと背を叩く様はまるで母親のようだ、と言ったら怒るだろうか。怒るだろう、多分、必ず。
「大丈夫、大丈夫よ」
彼女はなんども同じ言葉を繰り返した。
何が如何、とは言わない。彼女が言っているのは全ての事に関してなのだ。
胸から耳を離して、今度は頭を預けた。
瞬きをする微量の筋繊維の擦れすらも感じることが出来る。
「…………」
溜息は充足の証。幸せの意思表示。
彼女は肩越しに朱の空を見上げた。
綺麗ね、と彼女が一言。
目を閉じたまま、そうだな、と応えた。
まっすぐ見つめよう ちゃかすのもやめよう 君だけが僕に勇気をくれる
大切なことを 易しい言葉で ささやいてくれる
そばにいてほしい あともう少し 君だけが僕を癒してくれる
だれのためじゃない だけど歪んでない そんなフツーの力で
今日も日は暮れ 絶えぬ人の群れ ふらつきながら がんばっているよ
楽しい歌だけ 歌いながらね 歩いてゆこう
ハピネス B'z
HUGの話@ジルディ
* * *
明日は生命科学概論の定期考査です。
金曜日のプログラミング、今日の歴史と激しく滑ってしまったので流石に緊張してます。し、死にたい。
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