私の勝ち！

久しぶりの元高さんたち。同じクラスだったヒトたち。教師過程の実地課題なんだって。
びっくりしてた。暗くて陰気なデブのライカではないから。化粧もお洒落も仕事も気持ちも、あなた方がイジメていたライカじゃないもんね。
絶句っていうの、本当にあるんだ。
驚いたのか恐がったのか、でももうどうでもいいから、笑った。
あなた方が従ったデブは既に眼中にないし、未熟なのはお互い様だった。
だからもういいんだ。でもできるなら今度は友達になって欲しいな。なんて同じ過ちの繰り返しかな。

ありがとね。君たちがいたから俺は強くなれたよ。
悔しさだけで、喉元食い千切るために、頑張れたけど、もういいんだ。その間抜け面見たら、気が済んだから。
本当は最初からどうでも善かったんだな。
あくまでも銃口は首謀者デブ一人の眉間ど真ん中にあった。小判鮫は無視してよかった。
それももう仕留める必要も無くなったしね。勝手に自滅していっているから手を下す必要も無し。


私はもっと上を目指したいから、今更昔の恨みまで持ち出して晴らしていられないしさ。
今度はちゃんと一人の人間として知っていきたいね。
そしたら、本当に私の勝ち。イジメられっこの勝利。
復讐終わり！